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2011/04/14 04:12 |
幸せの時間 |
幸せな感じにしました。
春ってポカポカして気持ちいいよね。
ボク眠くなってきちゃった。
まだお昼だけど、ちょっと寝ちゃおっかな…。
「ねえ、もう一人のボク…あれ?」
もう一人のボクはベッドによりかかって眠っている。
気持ち良かったのかな。えへへ。もう一人のボクの寝顔可愛いな。
起こさないようにしなくちゃ…。せっかく気持ち良さそうにしてるんだし。
…。
……うぅ~、でもでもイタズラしたい!
いつもキミはボクにイタズラするんだもん。ボクだって。
つんつん…つんつん…。
ほっぺたをつついてみた。起きない。
ボクと違ってプニプニじゃないや。ボクのほっぺってプニプニしてて子供みたいなんだもん。
こんなふうに男らしい感じがいいな。
…キス…しちゃおっかな…。
起きるかな?
…チュ…
ほっぺたにキスしてみた。
「スー…スー…」
寝息立ててる。えへへ、可愛いな。起きないや。
もう少し試してみよう!
今度は唇に。
…チュ…
柔らかい薄い唇。
いつもボクを気持ちよくしてくれる唇。
何だかドキドキしてきちゃった。
「スー…スー…」
起きないや。気持ち良いんだね。ポカポカだもん。
ボクも眠いや…。
隣に座ってみた。
もう一人のボクは変わらずに、気持ち良さそうに眠っている。
ボクも一緒に寝よう。
手を繋いでもいいかな。えへへ。
ギュ…。
指を絡めて握ってみた。
細くて綺麗な指。本当に綺麗だな~。
ボクはプニプニで本当に子供の手だよ、うう。
「スー…う?」
あ、起きちゃう!
「うう…スー…」
ほ~、寝てる寝てる。
キミの寝顔見ながら寝るのもいいな。こうやって。
ドキドキして、凄く幸せだよ。
手からあったかいの、凄く伝わってくるんだよ。
一緒にいるんだって…感じるよ。
「大好き…もう一人のボク…」
ボクはもう一度唇にキスをした。
「フフ、俺も好きだぜ」
!?
「起きてたの!?」
「ああ」
ええ~、なんだよ!は、恥ずかしい!!
「起きてるなら言ってよ~、恥ずかしい~」
「チュウされてしまった。フフ」
うう~、なんかニヤニヤしてるし。
「ボクだって、キ、キスしたくなるよ」
「へ~。嬉しいぜ。俺に欲情したというわけかよ」
「そんなんじゃないよ!もう!か、可愛いなって思っただけ」
「可愛いのは…相棒だろ?」
チュ…チュ…
今度はもう一人のボクからのキス。
口の中が熱くてとろけちゃいそうなキス。
「あ、あふ…んぅ…チュ…」
「はぁ…相棒…好きだ…チュ…」
そんな熱いキスされたら…眠いのが飛んでいっちゃうよ。
「はぁ…。ハプ…」
「気持ちよかった?」
「…うん…」
ボクの答えに満足そうだ。ニコニコしてる。恥ずかしいよ~。
「なんでキスってこんなにドキドキするんだろう」
「え?」
だって、口と口を合わせるのがこんなにドキドキするんだよ。不思議だよ。
「うぅ~ん、考えたこともないな。俺は相棒とキスすることしか頭にないし」
「あうう」
「やっぱり、普段しないことだからじゃないか?」
そうか、こんなこと普段しないもんね。そうかも。
「でも、俺と相棒は毎日キスしてるけど?」
「うう、そうだよ。し過ぎかな」
「そんなことない…チュ…」
あ、また!
もう…また胸が苦しくなっちゃうよ。
でも、こうやってキスしたり手を繋いだり凄く幸せだよ。
この時間がずっと、ずっと続きますように。
どこにもいかないでね、もう一人のボク…。
大好きだよ。
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