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パズルのかけら

Y☆G☆O闇表SSブログです。同人、BL、男性同士の性描写が苦手な方はご遠慮ください。闇表好きさんはどうぞごゆっくりしていってください。原作者様、関係者様とはまったく関係のないファンブログです。
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2024/05/19
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2011/04/19
01:09
未来からのデュエル

王様が豆腐です。遊星が出てきます。
ドタバタな感じのコメディです。

「写真を撮りたいです」
「な、なんだと…遊星…いいかげんにしろよ…」
「だって…こんな可愛い寝顔…撮らずにはいられないというか…」


未来から一人の人間が何回もやって来るのは、もう別につっこまないが、何回も人の家に泊って行くのはどうかと思うんだぜ!
今日も遊星は相棒目当て(絶対狙っている)に泊まりに来やがった。まじで帰ってくれ。
そして、あろうことか、お風呂上がりでホカホカの相棒がスヤスヤ可愛く寝ているところを撮影しようとしている。
何をするつもりだ。

「おい!相棒の寝顔撮って何するつもりだ!絶対、お前もう、アレだろ」
「はい」
正直ものか!
「駄目だぜ!このハレンチ蟹が。相棒は、神聖なものなんだ。性の対象として見るな!」
「人のこと言えないでしょう。もう一人の遊戯さん、さっきチューしようとしてましたよ」
だって、相棒の寝顔可愛いから…。
遊星がいるせいで、チュー以上のこともできないんだぜ!チクショー…俺はもっとアレやソレやしたいのに。
「今、凄くいやらしいことを考えませんでしたか?」
グホ!?
「考えてないぜ☆口に突っ込みたいとか考えてないぜ☆」
「最低だ…」
「ぐう…」
つい本音が出てしまった。
「スー…スー…」
相棒はベッドで可愛い寝息をたてている。その相棒を取り囲んでいる俺と遊星。
なんだこの構図。
「相棒は渡さないぜ!」
「し!起きてしまいますよ。これからいろいろとしようとしているのに」
ええ~、いろいろってなんだよ~。危険な男だ。
「ほっぺた…凄く柔らかそうだ…」
遊星が相棒のプニプニほっぺを眺めながらため息をついた。
ふふ、俺はその柔らかさを知っているぜ?
「マシュマロンより柔らかいぜ?」
「な!?ク…!知っているということは…触っているのか!」
「まぁな…」
悔しそうに拳を握る遊星。フフ、何か勝ったぜ!
「それ!」
ツンツンツンツン…
うおー!お前何を相棒のほっぺ高速で突いてんだー!
「やめろ!起きちゃうだろ!いや、勝手に俺の相棒に触るな!」
「や、柔らか…ハァハァ…」
おい!やばいだろ!息が荒いぞ!
俺は邪悪な手を跳ねのけた。
「うぅ…」
は!?相棒が起きる!?
「…スー…スー…」
ほう…。起きなかった…。
「何て柔らかいんだ…」
ポンワ~とした顔で指を眺めるんじゃない。怖い。
「勝手なことをするな!起きるだろ!」
「我慢できなかった」
「我慢しろ!というか、帰れよ!」
「嫌です。もっとしたいです」
そんなメラメラとした目で俺を見るな!そんな目で俺を見るなー!!
久しぶりにマインドクラッシュしないといけないな。
「じゃあ、あと一個だけ俺のワガママを聞いてください」
「なんでだよ!一個でも駄目だ!!相棒は俺のだ」
「俺、遊戯さんと一つになりたい」
何を言い出してんだ。
「こんなに可愛い人と一つになれたら、俺は未来に帰れなくてもいいです」
「駄目に決まってるだろ!!せめて、チューとかそれくらいかと思ったのに、ひとつになりたいって…。ワガママを超えてるだろ!!」
「あなたはそこで見ていていいですから」
「もっと駄目だろ!」
「え、混ざりたいんですか?最低ですね」
お前に言われたくない。
何とか相棒をこのデンジャラスボーイから守らなければ。相棒の貞操が危険だ。
「どうしても駄目というなら、俺にも考えがあります」
考えなくていいぞ。
「ゲームです。あなたも遊戯さんもゲームが好きですよね。ここはゲームで遊戯さんの体を賭けましょう」
「相棒をゲームの賭けになんてできるか!」
「逃げるんですね」
グ…。
「別にいいですが。もう一人の遊戯さんは負けるのが嫌いなようですね」
「違う、相棒を巻き込みたくない」
「怖がり」
こ、こいつ!!
「い、いいだろう!受けてたつ!!デュエルか!?何でもいいぜ!」
俺が勝てばいいだけの話だ。
「わかりました。ここは遊戯さんゲームで決めましょう」
「は?」
相棒ゲームだと…。何か嫌な予感がするぜ。
「ルールは簡単です。眠っている遊戯さんを起こした方が負けです」
「なるほど…。起こさないようにどうするんだ」
「触ったり、触ったり、触ったりします」
策士か!
勝っても負けてもこいつはオイシイじゃないか!ふざけるな!
「ゲームスタート!」
「お、おい!!」
「俺の先行!ドロー!!」
パシャ!パシャ!
写真撮ってる!!
「か、可愛い…俺の遊戯さんフォルダがいっぱいになる…」
相棒フォルダって何だよ!!
「スー…スー…」
相棒は起きない。
「ふぅ、俺のターンは終了です」
「ク、俺のターン!ドロー!!」
チュ…
俺は相棒の額にチューした。
「うあああああああああああああ!!!!!!」
遊星が崩れ落ちた。
「な、何故…何故いきなりそんな荒技を…」
「声がでかい!!」
お前、叫ぶなよ!!そして、ドンドン床を叩くなよ!
「うぅ~?何…もう一人の…ボク?」
相棒!!起きちゃった!!
「遊戯さん、もう一人の遊戯さんが服を脱がそうとしてたんです。俺は止めようとしたんです」
何言ってんの!?
「な、違う!!俺は遊星とゲームを!」
「…ゲーム?なんのゲーム?」
「あ、相棒にチューして…その…」
カ~っと赤くなる相棒。やばい…。
「な、な、何をしてるの!?遊星くんがいるのに…キミってヤツは…恥ずかしい」
「こいつは相棒の寝顔をつついたり、写真撮ったりしたんだ!」
「俺は必死でそれを止めたんです。全てもう一人の遊戯さんの仕業です」
ええ~。
「もう一人のボク!いいかげんにして!離れて寝てよ!!」
そ、そんな!!俺、相棒を抱き枕にしないと眠れないぜ☆
「誤解だ!相棒!!俺はチューだけなんだ!!変態じゃない!!」
「変態だよ!!」

 

その後、遊星は何故か相棒の隣で布団をしき眠っていた。
俺は部屋の隅に追いやられ…。
遊星のヤツ、相棒が再び寝たのをいいことにまた写真撮ってるし。
もう、本当に帰れよ!
「可愛い…遊戯さん…帰ったら…パソコンで画像を加工しよう」
誰かこいつを未来に放り投げてくれ!

 

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