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パズルのかけら

Y☆G☆O闇表SSブログです。同人、BL、男性同士の性描写が苦手な方はご遠慮ください。闇表好きさんはどうぞごゆっくりしていってください。原作者様、関係者様とはまったく関係のないファンブログです。
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2011/03/27
15:46
闇遊戯の相棒自慢大会

王様が凄く豆腐なコメディです。
遊星が出てきます。表←遊な感じも混ざった闇表です。



相棒が着替えている。
いや、別に俺はいやらしいことは考えてない。
うわ~、あの肩とかしゃぶりつきてぇ~とか、鎖骨ペロペロ~などと考えてはいない。
今日の相棒は朝から洋服を選んでいる。どうしたんだ。どこかへ行くのだろうか?


「相棒、もっと腕にシルバー☆巻いたほうが…」
「それはしないよ!」
えええ~…。即答されたぜ。
「今日は大切な人に会うんだ」
な、なんだと…。誰だ、大切な人?よし、早速マインドクラッシュの準備を。
「ボクが会うんじゃなくて、キミが会うんだよ!」
な!?

 

そんな楽しい相棒との朝おしゃべりがあったんだ…。
そして俺の隣には蟹…。
いや、遊星が缶コーヒーを飲んでいる。
俺はというと、コーヒーはもう飲んでしまって、てもちぶさなんだぜ。何しよう。とりあえず足をブラブラさせて…。
公園のベンチで男が二人何をしているんだ…。
なんだ!この状態は!!

相棒はすっかり中に引っ込んでしまっている。
なんでも、俺と遊星はもっとしゃべったほうがいいらしい。俺は相棒とおしゃべりしたいぜ!
それにしても、大切な人って遊星のことだったのか。また来たのか…遊星。
こんなに一人の人間が何度も時を超えてやってきていいのだろうか?

な、何を話せばいいのか迷うぜ!!
「あの…」
うん?なんだ遊星。相変わらず髪の毛が凄いぜ。
「もう一人の遊戯さんは…」
こ、こいつ、やはり相棒を狙ってないか!?
「ああ、相棒は今日は中に引っ込んでいるんだ」
「そうなんですか…」
ええ~、凄いガッカリされたぜ。
「…相棒のほうがよかったのか」
「え!?いえ、そんなことは!もう一人の遊戯さんと話すのも…楽しいです」
俺たち、さっきまで何も話してないぜ。
「遊星」
「はい」
「相棒のこと好き?」
「え!?」
めちゃくちゃ焦ってるぜ…。顔も赤いし…。どうしてくれよう。マイクラの準備するか。
「も、もちろん好き…ですよ。あ、変な意味ではなく。も、もちろんもう一人の遊戯さんも」
俺は完全に後付けだぜ!
「好きっていうか、尊敬してます」
ギュっとこぶしをつくる遊星。クールなのか、熱いのかわからないぜ。
「俺は正直相棒好きだぜ。ていうか、愛してるぜ!」
「ええ!?」
「だってさ~、相棒可愛くない?」
「は、はぁ…」
相棒が俺の前だけみせる可愛いところとか、もう自慢したいくらい興奮するんだが、それは公共の場で言うのはやめておこう。
「どう思う?…はっ…」
熱い…千年パズルが熱を持っている…。相棒照れているんだな、可愛いぜ。
「えっと、その…。可愛いか、そうでないかというと…か、可愛らしい人と…思います」
「遊星…お前の意見は聞いてない」
「ええ!?今聞きましたよ!は、恥ずかしいです」
く、ゆで蟹みたいに赤くなりやがって。うん!?なんか千年パズルからシュウシュウ煙が?
「実は、俺遊戯さんて学生服着てなかったら、女性と間違えるんじゃないかって思ったんです」
何を言い出すんだコイツ…。わからなくはないが、何故にそんなカミングアウトを。
「凄く細いし。目も大きいし、チョコンとしてて…」
「タイプ…なのか…」
「は!?」
「遊星の好きなタイプに当てはまるのか、相棒の容姿!」
「あ、いえ、その…。はい」
認めてるし!!
「駄目だからな!相棒は俺の相棒で、遊星は、ほら何か細くて目が大きいものを探して」
「わ、わかりました」
不安だぜ…。やっぱり今日は俺が来てよかったぜ。もしこれが逆だったら…相棒は間違いなく未来へ連れ去られていた…。
俺は相棒のピンチを救ったぜ!
「二人の絆は固いんですね」
「うん?」
「俺にも仲間がいて、一緒にいるととても安心します。二人もそんな感じですね」
うぐ、そんなニコっと微笑むな。コイツいいやつだから困る。相棒自慢して帰ろうと思ったらこれだからな。そうはできないぜ。
遊星にも大切な仲間か。どんな人だろうな。
クールなこいつが微笑むくらいだから、きっといい人達だろうな。
「すいません、何か変なこと言いましたか?」
「いや、そんなことはないぜ。うん。絆はいいな、大切だ」
「遊戯さんともそんな絆ができたらいいなって思います」
どっちの?
「…」
「どうしました?」
「させないぜ…」
「相棒と絆なんて許せないぜ!」
間違いない。遊星め…俺がちょっとイイヤツかも~と思ったスキを見て相棒を!
「相棒との絆っていうか、もう結ばれてるんだけどな!俺と相棒!!」
「お、落ち着いて…もう一人の遊戯さん…。公園です」
「見たことないだろ!相棒があんなこと!?そんなこと!?なとことか」
「し、知りません…!何を…言い出して…」
赤くなるな!!!何故赤くなる!!!
「遊戯さんは、そんな…そんなこと…しません!」
「こ、この遊星!本性だな!本性をドローしてきたな!」
「遊戯さんは、可憐で、清純で、清らかな人で…。きっとあなたに無理やり!」
「違うぜ~、無理やりなんてしてないぜ~」
「ク!遊戯さん…。俺の…遊戯さんが…」
いつからお前の相棒になったんだ!!

 

「いいかげんにしなよ!もう一人のボク!!」
シュパーン☆
あ、相棒!!出てきちゃったのか!!俺に会いに。
「なんて恥ずかしいことを話しているんだよ、キミは!遊星くんが可哀想だよ」
「ええ~、俺が悪いのか?」
「遠い未来から折角来てくれたのに。これじゃあ、あんまりだよ!大丈夫?遊星くん」
ええ~、何か俺が悪者だぜ…。
「だ、大丈夫です…遊戯さん。俺もちょっと暴走して」
「…う、うん。ちょっと聞いてたんだけど…その…ボクもびっくりした」
なんだこの二人の間に流れる甘い感じ。消すぜ!この甘い感じを消すぜ!
「もう一人のボクっておしゃべりが苦手だから、遊星くんとならたくさん話せると思ったんだ。まさか話過ぎるとは思わなかったよ」
「そうだったのか?俺は、相棒とおしゃべりできればそれでいいぜ」
「もう、それが駄目なの!」
怒られた~ワーイ!

 

結局三人でご飯を食べることになりました。
おしゃべりも三人。
三人…。
「遊星くん、またDホイール乗せてくれる?」
「はい。あの…俺の後ろで…いいですか?」
「えへへ、もちろん」
三人でおしゃべり…
泣いてない…泣いてないぜ…俺…。

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