忍者ブログ

パズルのかけら

Y☆G☆O闇表SSブログです。同人、BL、男性同士の性描写が苦手な方はご遠慮ください。闇表好きさんはどうぞごゆっくりしていってください。原作者様、関係者様とはまったく関係のないファンブログです。
RECENT ENTRY RECENT COMMENT

2024/05/19
15:27
[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2011/03/30
04:06
未来からのアイスバトル

王様がとても豆腐です。コメディで楽しい感じに。
表←十な感じで。


「いきますよ!遊戯さん!俺負けませんから!!」
「望むところだよ!十代くん」
ポカポカ気持いい日はデュエル日和だぜ☆
公園でポカポカ…ポカポカ…。
相棒も十代も楽しそう…。フフ…フフフ…。

うわあああああああああああ!!!!
何故俺はまたパズルの中に入っているんだー!俺の相棒がーーーー!!!
AIBOOOOO!!!!


「あの、もう一人の遊戯さんは…」
「いいの!ややこしいことになるから!さあ、ボクのターンだよ!」
ええ~、俺ややこしい扱いか!相棒~~~!!!

十代は時々未来からやってくる。
一人の人間が何度も時をかけてもいいのだろうかと思うのだが、大丈夫らしい。
ヤツはカードの精霊が見えるらしく、俺の姿も見えるらしい。俺は幽霊か!
だったら、俺もパズルから出ればいいのだが、つい俺がヤキモチを焼いて十代につっかかるので、相棒にパズルの中に閉じ込められてしまった。
こんな俺、どう思う?もう泣きたい。

「はぁ~、遊戯さんはさすがに強いや」
おお、デュエルが終わったらしい。俺は相棒の可愛い首からぶら下がっている。
ああ~、相棒いい匂い…。たまらないぜ!!
「十代くん、ちょっと休憩しよ?ボク疲れちゃった」
「はい、あそこのベンチに座りましょう」

十代の隣に相棒がチョコンと座る。
ひっつき過ぎだ!!こら!相棒からHA☆NA☆RE☆RO!!
「遊戯さん!アイス売ってますよ。ちょっと待っててくださいね!」
十代が露店のアイス屋に走る。そのまま走って帰れ!
うん!?これはチャンスではないか?
今相棒と俺は二人きりだ。
『相棒!!聞こえるか!!』
俺は心の声で相棒に話しかけた。
「何?どうしたの?」
『気をつけろ、相棒。十代は相棒のお尻を狙っている』
「なんでだよ!十代くんはキミとは違うの」
『ええ~、それじゃあ俺が毎日相棒のお尻狙っているみたいじゃないか』
「実際そうじゃないか…」
『ええ~…』
そんなに狙っては…。
…。
……狙ってるな…。
『だって嫌なんだぜ。相棒と十代が仲良しだとモヤモヤするぜ』
「はぁ~、キミって変なとこで子供だよね。そんなこというとボクは誰とも遊んじゃいけなくなっちゃうよ」
『そうじゃない!十代とあと、蟹は駄目だ!あの二人は~こう~俺と同じ目をしている(キラリ)』
「はいはい、もういい?」
『AIBOOOOOO!!』


「遊戯さ~ん、アイス~」
ぎゃー!もう戻ってきたよ!!この海洋生物野郎!!
「はい、遊戯さんのぶん!食べてください!!」
「あ、お金…」
「いいんです!俺、いっぱい遊戯さんと遊べて嬉しくて!!俺のオゴリってことで」
「ありがとう…十代くん!」
駄目だー!そんなパァ~って笑っちゃイカーン!!惚れるー!!
しかもこいつ棒アイスを買ってるし。狙ってるだろ!エロス狙ってるだろ!
「ん、冷たくて美味しいね」
「はい…」
ペロペロアイスを舐める相棒。か、可愛い…。その舌で俺のアイスも…。
「遊戯さん…アイス…美味しいですか?」
十代ガン見じゃねぇか!!棒アイスをペロペロする相棒をガン見だよ!!絶対頭の中ひとつのことしか浮かんでないだろ!!
「うん、美味しいよ」
「お、俺のも!俺のも食べてください!」
「え、でも…」
「食べてほしいです…」
誰かコイツを止めろー!!うおおおお!!!
「ぐわ!遊戯さん!?千年パズルが襲ってくるんですが!?」
「わー!十代くんごめん!!今こらしめるから!」
おらおらー!くらえ!パズルの角アタック!!!
「何してるんだよ!もう一人のボク!!」
あ、相棒…。めっちゃめちゃ怒ってる…。だって、コイツが棒アイスで妄想を…。
「折角十代くんが遊んでくれるのに…。キミがそんなだから…」
俺のせいなのか。
「…もう一人の遊戯さんって本当にヤキモチ焼きですね~」
な、なんだと…。
「面白いですね」
「もう、大変なんだよ。いつもはこんなんじゃないのに」
「へぇ、そうなんですか…」


「じゃあ、もし俺が遊戯さんにチュウとかしたら大変ですね」

 

な、なんだと…。
「じゅ、十代くん!?」
「あははは、冗談です」
「じょ、冗談でも…そんなこと言っちゃ駄目だよ」
「えへへ~、遊戯さん顔赤いですよ~」
「そんなことないよ」
うおおおおおお!!!!
「十代ーーーー!!!!」シュピーン☆
「うお!?もう一人の遊戯さん!?今更出てこないでください」
「もう一人のボク!?」
冗談だと…。冗談でも俺の相棒に、チュ…チュ…チュウだと…。
「十代、相棒にチュウしていいのは俺だけなんだ。さあ、未来に帰るんだ」
「わわわ、そんな怒らないでください。頭から湯気出てますけど」
湯気も出るぜ!
「どうしても駄目ですか?ちょっとほっぺにチュ…とか」
「帰れ」
「手の甲に!」
「さあ、帰れ」
「二人とも何を大声で…恥ずかしいよ…」
恥じらう相棒。可愛いぜ…。そんな相棒が…ん!?
十代、お前は相棒を見なくていいんだよ!
「わ~、やっぱ遊戯さん可愛いな~」
「この!帰れー!!」


アイスはすっかり溶けてしまい、その溶けたアイスをどっちが舐めるかで言い争い…。
そんな俺と十代に相棒が怒り…。
楽しいポカポカな日は相棒の「いいかげんにしてー!」の怒号で一気にしめっぽくなってしまった。
ああ、未来から人が来るとろくでもないことになるのは何故なんだ…。

拍手[8回]

PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら