2024/05/19 14:51 |
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2011/11/02 17:59 |
秘密の小瓶 |
闇がファラオ、表が奴隷でえっちありです。
大丈夫なかたは下のつづきはこちらからお入りください。
初めて会った人間と、しかも男の人とセックスをするなんて考えたこともなかった。
行為自体がボクは嫌いだった。
ボクの中でセックスというのは汚らわしいものだった。
奴隷商人はまだ売られていない奴隷と無理やりしていた。
ボクはそれを見てはいけないものと思った。
そして、泣き叫ぶ女の人に心の中でごめんなさい、ごめんなさいと何度も思った。
そこには愛情なんてものはなく、憎悪と悲劇しかなかった。
「今日はとてもめずらしい果物が手に入った。ユウギ、食べるか?」
シャリ…と果物を口にしながら彼は言った。
色黒の肌に金色のキラキラとした装飾品が光っている。
洋服は着ていない。この人はベッドではいつもこうだ。
「はい、あ、…ありがとうございます」
見たこともない美味しそうな果物。ボクは彼の持つお皿から果物を取ろうとした。
「俺の口から食べろ」
「え、あ、はい…。…カプ…」
「うまいか?」
「はい」
「フフ、そうか」
ここに来てからは、見たこともない大きく綺麗な部屋、食べたこともない美味しいモノ。
着たこともない上質な布で織った洋服…。全てがあった。
ないものは、いや、わからないものが一つだけある。
ファラオと呼ばれるこの人はどうしてこんなにボクに優しくしてくれるんだろう。
「どうした?」
「え?」
「難しい顔をしているぞ。考え事か?」
「いえ、別に…あの、美味しかったです。ボクこんな美味しいモノ初めてです」
彼は満足そうに目を細めると、ボクに手を伸ばした。
「お前にはもっと美味しいモノを教えてやろう」
ボクの頭を撫でてくれた。
「何を考えた?」
「え!あ、その…」
「フフ、美味しい食べ物という意味だぞ。何を期待した?」
「うぅ…そ、それは…」
ボクはこの人の夜伽の相手をしている。
きっと、この人の気まぐれだろうな…と思う。
彼には沢山のお妃さまがいるし、女性だって望めばいくらでも手に入るんだろうなと思う。
どうして、ボクなんだろう…
それが不思議でならない。
そしてもう一つ不思議なのがボク自信。
あんなに汚らわしいと思っていた行為をこの人としている。
憎悪と悲劇でしかない行為をボクは…ボクは…
「この果物を持ってきた商人が面白いものを仕入れてきた」
彼は嬉しそうに小さな小瓶を持ちだした。
「この果物から作ったものだそうだ。今日はこれでお前を可愛がってやろう」
「あの、それはなんですか?…ひゃ!」
グイっと腰を抱かれ、ボクは彼の胸に飛び込んだ。
「相変わらず小さくて可愛い尻だ。服を脱げユウギ」
ああ…また始ってしまう…
ボクは言われたとおり裸になる。
「ベッドの上でこちらに尻を向けろ」
「ええっ、う、うぅ…はい…」
恥ずかしい…
でも嫌だなんて言えない。ボクは言われたとおりベッドに四つん這いになりお尻を向けた。
「可愛いなお前は…」
トス…と音がした。彼は後ろに座ったようだ。
「あ、あ…ファラオ…どうか…どうか…」
「ん?どうした?」
「お、恐ろしいです…」
「大丈夫だ」
瓶の蓋が開く音がする。
何をされるのかと思ったらお尻に冷たい感触がした。
「ひゃあ!」
「中に入っている液体だ。冷たいのは我慢しろ」
お尻にトロトロしたものが塗られている。
「うぅ…怖い…」
「怖くないぞ…ほら…」
ツプ…とお尻に彼の指が入ってきた。
「あ、あぁ…う、うぅ…」
「ユウギは尻を可愛がられるのが好きだろう?今日はたっぷり可愛がってやる」
指がボクの中を探っている。身体の力が抜けてくる。
「あ、あぁ…あ…んぅ…?」
「どうした?良くないか?」
「あ、あ…身体が…塗られたところがドクンドクンします…熱い…」
「そうか…指を増やしてやろう」
ぐちゅ…
「ひゃぁあああ!!やぁ…駄目…駄目…」
「美味しそうに飲み込んでいるぞ?」
「そ、そんなにかき回されたら…ボ、ボク…」
熱い。身体の中が燃えているようだ。
「駄目などと…自分のモノを見てから言え、ユウギ」
ハっとして自分のモノを見ると完全に起立していた。先から液が漏れビクビクと震えていた。
そんな…こんなはず…
「嬉しいぞ、尻がそんなに良かったか?」
「う、うぅ…」
「答えろ」
「は、はい…気持ちいいです…」
指がペニスとのつけ根の辺りを探ると身体がはねた。
「うぅあぁぁ…あ、ああ!そ、そこぉ…」
「ん?ここか?」
グリ…
「ひゃぁ!イイ…き、気持ちいいです…ふぁ、ファラオ…あ、あん…」
恥ずかしいのに。こんな恥ずかしいことをされているのにボクは喜んでいる。
「あぁ…ファラオ…どうか…どうか…あなたのものを…」
「何だ?ユウギ?」
指は深く深く探ってくる。
「うあぁ…あぁ…あなたの…あ、あ…逞しいモノで、突いてください…」
「可愛いなユウギ…仰向けになれ」
ボクは息を切らせながら身体の向きを変える。
少しでも深く…長く彼を感じられるように。腰を浮かす。
「ど、どうぞ…ボクをお使い…ください」
「指の方が良かったんじゃないのか?」
「そ、そんな…こと言わないで…!」
ぐっとペニスが押しつけられる。ボクはゆっくり息を吐く。
ヌグ…と鈍い音がして熱いペニスが中に入ってきた。
「ひゃあっ…やぁ…あぁん…あ、あ…くる…きてる…」
身体の熱さがそこに全て集まっていくようだ。
「はぁ…今日のお前はとてもいやらしいな」
「ふう…ふ…あ…あん…あぁん…」
「腰をこんなに揺らして…気持ちいいぞユウギ…」
腰の打ちつけが深くなり、彼のペニスはすっかり中に入ってしまった。
「やぁん…す、凄い…凄いよぉ…」
「お前の好きな場所を突いてやろう」
「んやぁぁ!!あ、あ!そこぉ…イイ…イイ!いいのぉ…」
パチュン…パチュンと肉のあたる音。
頭が…くらくらする…。
「好き…好き…」
腰の動きが止まる。
「大好き…です…」
「…ユウギ…」
中が熱くなり、ボクの中が彼でいっぱいになる。
ボク自信も熱を放った。
「きっと、薬の…せいです…」
身体を拭きながらボクは彼に言った。
「忘れてください!ボクのような身分のものがあなたを好きだなんて…申し訳ありません」
「…ユウギ…」
どうしてあんなことを言ってしまったんだろう。
彼を困らせたら、ボクはここに置いてもらえなくなるのに。
「…今日はもう眠るか…」
「はい…おやすみなさいませ…ファラオ…」
「薬のせいか…」
俺は床に転がった小瓶を見つめた。
(ただの美容液と聞いていたんだがな…)
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